特許庁登録調査機関
先行技術文献調査
特許庁登録調査機関とは?
特許庁長官によって登録され、特許庁審査官が特許出願の新規性・進歩性を判断するうえで必要となる文献の調査(先行技術文献調査)を行う機関です。現在、9つの機関が登録されており、2022年度は約14.3万件の特許の先行技術調査を行っています(特許行政年次報告書2023年版より)。特許庁からも、「先行技術文献調査のプロ集団」と認定されています。
先行技術文献調査の流れ
特許庁は、法人や個人からの特許出願審査請求を受理すると、登録調査機関に先行技術文献調査を依頼します。登録調査機関では、法律で定められた研修を修了した調査員が、特許庁審査官が使用している検索システムと同等のシステムを用いて先行技術文献調査を実施し、特許庁審査官に調査結果を報告します。審査官は、報告された調査結果に基づいて特許審査を実施し、審査結果を出願者に通知します。
※特許庁審査官が特許出願の新規性・進歩性を判断するうえで必要となる文献を調査する
AIRIの強み
AIRIは、特許庁の発注する先行技術文献調査において、民間企業として第一位のシェアを誇っています。企業や大学・研究機関において長年にわたり研究開発の実務に携わってきた、約350名の調査員が在籍していることが最大の強みです。幅広い技術領域において、深い専門知識と豊富な経験を活用して、特許庁の期待に応えています。